夏なんだ



来ったっ!来ったっ!な〜つやすみ!フォウ!

なのに

朝から母親とあることで意見が食い違いケンカじゃないけど、

ものすっごく

家の中に居づらくなってしまった、

息苦しくてどうしょうもなくて

とりあえず外に出ようと、

自転車で祖母の家に行った。

サンダルにジーンズの半ズボンにTシャツ、

日焼け防止にパーカーと帽子を身に付け、

こいで行った。

強い日差しにアスファルトの熱が照り返し、

蜃気楼もゆらゆら漂い、

橋を渡り川のそそるような水の音を感じて、

こいでった。

めっちゃ暑かった。 夏がきたんだ!って改めて思って

嫌なこと少し忘れて、

すごく嬉しくって、目頭が熱くなった。

夏なんだ。

祖母の家に行く小道を曲がって、

溝を覗いた。 メダカがいた。

溝の中のメダカを探すときは、自分の心のなにかを

覗いてるみたいな気分になる。

それから 墓に参りにいって、ばあちゃんと会話をして、

母も来て、そして話をして、いつの間にかモヤモヤは消えていた。

夕方までゆっくり過ごした。 祖母も、何十年ぶりの夏休み。身体の夏休み。

7時ごろ自転車でまた帰った。 

帰りは少し下り坂

スピードも少し出て、自転車らしくシャーって走って

サンダルの足元を風がスーッととおって なんか飛んでいるような気分になって

気持ちよかった。

今日の気温は35度 昼間の外はとてもまぶしくて暑い。

すごしづらいけれど、

夏が来た。 うれしいな。 幸せだ。 何をして遊ぼうか。

ロビンソンがいきなり頭の中流れだす 口ずさむ。 

しあわせだ

ロビンソン